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塾長候補者としての所信表明

慶應義塾の「第一次塾長候補」にしていただき、所信表明を書きました。実際に塾長になる可能性は小さい(他大学出身ですし、相対的に小さい学部の候補なので)と思っているのですが、いただいた立場で議論喚起すると良いと思い、ここに出させていただきます。
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塾長候補者としての所信表明
平成29年4月2日 國領二郎

世界に貢献する学塾へ:清家塾長路線の継承
総括責任者として、清家塾長の中心政策であったスーパーグローバル事業を立案し、推進して参りました。事業開始以来3年間にわたって、施策にともなうご面倒やご心配を多くの方にかけした一方、共鳴して下さった皆様から多大なご支援をいただいて参りました(深くお礼申し上げます)。自分自身が塾長になることには必ずしもこだわっていませんが、まだ道半ばですので、志と息の合う方と一緒に継続して、結実させる努力をすることが責務であると思っています。

教育と研究の両輪で慶應義塾の本領を発揮する
慶應義塾を日本の近代化を支える大学から、(福澤先生の理念のもと世界の大学と連携しながら)地球規模の課題の解決に立ち向かう大学に脱皮させ、確固たる地位を有する学塾とすることがスーパーグローバル事業の本質だと思って取り組んで参りました。ゴールとともに大切なのはその実現方法です。世界のトップ校を見渡した時、研究(特にいわゆる理系)に特化して勝負する大学や、教育(特にリベラルアーツ教育)のみで勝負するものもあります。しかし、慶應義塾にとって、研究は福澤先生の自我作古の志を実現するために不可欠ですし、半学半教の教育力は社中の大変な努力で培ってきた慶應義塾の(塾員の活躍を見るにつけ誇ってよいと思います)の宝です。教育力を研究力に生かし文理融合で学問を発展させる、両輪戦略で力強く前に進むのが慶應義塾の道だと信じています。

慶應義塾の広さと奥行きを大切にする
日吉で10年、藤沢で10年、三田で4年働かせていただき、その間に一貫校(NY学院)の経営にも携わらせていただきました。その経験を通じて、慶應義塾の広さと奥行の可能性を強く感じています。特に一貫教育の存在は国立大学ではできない取り組みが可能である(実際に行っている)ことを意味しています。そのような広さ、深さを活かすことが慶應義塾の未来をさらに明るくすると思っています。

強固な財政基盤構築で世界最高水準の教育研究医療環境を有するプレミアムな学塾になる
少子化や国家財政の厳しさが続く中で、教育、研究、医療に十分な資源を確保することは簡単でありません。教育研究の独立を守りながら充実させたり、質の高い医療を提供したり、奨学金を充実させたりするためにも、授業料、補助金、寄付金、産官学連携、医療などからの収入をバランスよく確保していく必要があります。幸いにして、先人の努力のおかげで、慶應義塾は実力と高評価があり、名実ともに別格の学塾となることを目指す力を有しています。その力を今以上に活かす努力を行い、教育研究医療の最前線で奮戦されている皆さんに十分な資源を提供すべく努力を重ねるのが法人としての義務だと考えています。

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