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友来りて

 一週間ほど前になってしまいますが、授業(ネットワーク社会の構築)にガーラの菊川さんが来て下さりました。菊川さんとは、慶應ビジネススクールが1996年に立ち上げたアントルプレナースクールに、菊川さんが一期生として参加してくださった時以来の付き合いになります。1996年だから、まだイーベイもなく(正確には出来てたはずだけど、誰も知らず)、ビットバレーも、ネットバブルも何もないころです。私が、ネットの本質は顧客間インタラクションで、ビジネスモデルはプラットフォーム化だと、一生懸命言っても、反応してくれる人が少なかったそのころに、理解してくれて、コミュニティを自社のビジネスモデルの中核理念にしてくださりました。
 それから、一直線に大成功というわけではなかったけど、いまや海外売上が80%以上のグローバルなオンラインゲームプラットフォーマーになろうとしている。政府の審議会なんかで、ガラパゴスを語っている方がたは、菊川さんの話を聞いてみてくださいませ。希望がもてます。ビジネスモデルの核をアイテム課金にしているのも、広告モデルか購読モデルしかないと思っている方がまだ多い中で、示唆的な話です。
 学生たちも菊川さんの話を聞いて、ものすごく刺激を受けていたようなので、必ず次の世代が生まれると思う。
 13年の間にいろいろ変化したけど、いまだにコミュニティを中心にすえて、理想を追いかけているところも、嬉しいところです。白髪が増えた菊川さんと、キャンパスのテラスで「いろいろ苦労したよねぇ」と言いながら、パックのコーヒーを飲んだのでした。(http://gc.sfc.keio.ac.jpに行くと授業の模様が見られます。)

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一般医薬品ネット販売規制のことでTBSラジオに出ます

5月14日(木)の22:40ころからTBSラジオのアクセスという番組で、薬のネット販売のことが取り上げられるとのことで、出演する予定です。リスナー参加型ということで、こわい方が質問してきたらどうしようと、心配しております。そんな時、良かったら助けてくださいませ。

本件については、厚生労働省から、5月18日が締め切りでパブリックコメント募集が出ているので、心ある方はぜひ、意見を出していただければと思います。事実上ネット販売を禁止する内容です。

以前このブログでも説明しましたが、規制派の論理の出発点は、薬は危険なので、のむ人にリスクを伝えることが望ましく、それは薬局の人と、薬をのむ人が対面で行った方がいい、というもので、そこまでは分からないではないです。
問題は、そこから先で、世の中には自分で店に出向くことが困難な人がいるという問題に対して、「対面」という建前を独り歩きさせて、代理人が買いにいくのは代理人が薬局の人と対面するからOKだが、本人がネットで直接説明を読みながら買うのはダメ、なんてへんてこな結論を導いている。単なる思慮不足というよりも、どうも既存のお店がネットの競争を嫌って、嫌がらせをしているとしか思えない...こんな理屈の通らない話を認めてはだめです。

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台湾のWiMAX

 ちょっと時間がたってしまったのですが、藤沢で地域WiMAXが立ち上げるのの参考にしようと思って、4月の終りに、本気に取り組んでいる台湾がどんなことしているか見に行きました。関心があったのが、WiMAXをWiFiの延長で考えているか、携帯電話の延長で考えているか、だったのですが、お邪魔したベンダーさんでは、どちらかというと、固定的な利用が想定されていて、WiMAXをアクセス回線として使って屋内にはWiFiでつなぐような話が多く出てきました。モバイル(ハンドオーバー等)をおまけ程度に考えることで、システムを軽くできるのだろうと思います。
 日本の地域WiMAX免許は、地域主導で無線インフラがもてる、制度的・社会モデル的に非常に魅力的(ビジネス的にどれほどかが勝負だけど)なものです。その特徴を生かして、例えば、商店街がお祭りの時に、自分の予算で周囲半径2キロくらいを無線インターネットの傘で覆って情報サービスが提供できるように、軽くて、機動的で経済性の高いものが欲しいように思います(こんなこと書くとまた無線の専門家に怒られるかもしれないけど)。キャリアさんのWiMAXやLTEと張り合っても意味ないことだけははっきりしている...何が必要な機能で、何はいらないのか、見極めをしっかりしたいところかと。

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