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ARPUの呪縛

通信業界はそろそろARPU(Average Revenue Per User)以外の成功指標を考えてみたらどうだろうか?
お客さんをサービスの「消費者」と考えて、いつまでもより多くを消費させて、お金を一円でも高く払わせようという発想をしている限り、よりたくさん使ってくれるユーザの心が離れていく。それに、ハードウエアの能力が高まるので、昨日と同じサービスを売り続けていると、どんどん売り上げが落ちていくデフレの世界だ。そんな指標を追いかけて業界が無間地獄に落ちているような観すらある。

発想を変えて通信サービスを利用者にとって「稼ぐ道具」なのだと位置づけてみたらどうだろうか?つまり生産財だと考えるのだ。ネットは中小企業はもちろんのこと、個人でも、販売したり、アフィリエイトとして書評を載せたりすることで、稼ぐことを可能とする道具だ。その人たちにいくら稼いでいただいたかをもって、指標とする。稼いでいただくことに成功したら、その分け前を少しいただく。いまどき、コンテンツの視聴で300円をいただくのは大変なことだが、3000円儲けさせてくれるサイトにだったら喜んで300円の手数料を払うだろう。
実はこちらの方も最後は一ユーザあたり平均収入という考え方は維持できるので、それをARPUと呼んでも悪くはないのだが、発想がまるで違うので、別物と考えた方がいい。

ARPUから自由になりませんか?

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緊急雇用対策として、ネット販売能力開発職業訓練はどうだろうか?

緊急に実施可能で、かつ将来につながる雇用対策として、インターネットを活用して、地方の特産品を販売したり、中小製造業が新規顧客を開拓するお手伝いをできるスタッフを養成する教育プログラムを職業訓練として立ち上げるのはどうだろうか?訓練を受けている間は、奨学金を支給し、受講後は全国に配置して、伝統産業や農家や中小製造業の営業支援ITスタッフとして働いていただく。

初級から上級までいろいろあって、ひとまずは初級の方をを大量養成するのでいいのではないだろうか?
・既存のオークションサービスを活用して販売する
・モールサービスを活用して販売する
くらいの能力なら、すでにパソコンを使える若者対象だったら3日間もあれば育成できると思う。携帯電話だけでもできるくらいだ。業者の既存の教材を活用すれば、次の山がくると思われる年度末にでも間に合うだろう。フリーターの方々などの中には、それらのサービスを活用して生き延びている人たちが多いと思うので、それらの方々を講師として雇うこともできる。悪い印象がついてしまっている、ネットカフェを職業訓練所として活用して、復帰への突破口になってもらうことも可能だ。
これくらいのことなら、たとえば、年度末に全国5か所x50名でやるくらいのことを想定して、3日の講習で3万円奨学金を給付するとしても、2000万円程度予算があればできるだろう。メッセージ性は絶大だと思うし、何より後に稼ぐ能力を持った人間が残せる。(訓練プログラムだけなら、もっと低予算で、NPOや自治体主導でやることもできると思う。)

もうちょっと、高度なところで
・レンタルサーバー上にショップを立ち上げる
・製造業受発注のために専門的なニーズに応えられる
・海外向け販売サイトの立ち上げ
などの人材の養成もしたい。これは講師数の確保が問題だが、小規模でもシンボリックにやるといいのではないか?

提案の背景になるのは、「魚を配るのではなくて、釣り竿を配る」、「生きる力の強いたくましい人材を育てる」、「地域を強化する」などの考え方だ。人員調整しようとしている企業の派遣切りを止めるのは、短期的な悲劇を回避するのには、有効だが、それで企業が倒れてしまってはもっと深刻な問題が発生してしまう。最終的には、新しいビジネスを興し、新しいビジネスを担える人材を育てていくしか、危機を突破する道はない。

さまつだが重要な細部として、コースの最後には、ネット販売事業者としてのルールや倫理をちゃんと教えて、良質の事業者を育てる事業として位置づけるのが良いだろう。毎日、その授業を最後にして、それを受講したら奨学金を差し上げるようにしたら、徹底できるだろう。

こんな時のために、いろいろ偏見と闘いながらネットコマースを育ててきた。ネットで個人の生きる力を強化して、たくましくなった国民が力を合わせて社会を支えるビジョンを実現させたい。

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薬のネット販売

 薬のネット販売規制が始まろうとしている。
 安全性が大切なことは誰も否定しないだろうし、ネットが時に危険なものの販売に使われてしまっていることも確かだろう。
 ただ、規制しても健全な事業者をつぶして、アングラ事業者を栄えさせるだけでかえって危険だと思う。賑わっている商店街の方が人の目が多くなって安心なように、健全な事業者が儲かっている状態があれば、不法な取引が自分たちのビジネスを壊さないように見張ることになる。
 事業者が安全対策のとりまとめでなかなかまとまらないのも、見ていて危なっかしくてしょうがない。独立心の強い人が多い業界なのはわかるが、早く自主的な安全対策を打ち出さないと、外側から規制されることになる。
 ネット販売は継続させなければならない。そのために事業者は業界としての安全対策を打ち出さないといけない。早くまとまって欲しい。

1月24日追記
一般用医薬品の通信販売継続及び安全な販売環境の整備を求める緊急会議」というのをやりました。

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Article

Please take a look a new article covering my comments.

"The Revitalization of Regional Communities and the Role of IT," "Highlighting Japan," Vol.2, No. 8, pp24-26, 2008

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いまさらなのですが

個人としてブログが欲しかったので、ここでやります。どうぞよろしくお願いします。

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